TA-netとは?

それぞれの活動をつなぎます

TA-netはこんな活動を展開しています。

TA-netとは「特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」の略称です。

英文表記 "NPO Theatre Accessibility network"

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に活動しているNPO法人です。

情報収集・発信

観劇支援を行っている公演などの情報をアクセシビリティ公演情報サイトブログフェイスブックで発信します

意識調査

関係者の意識調査を行います(利用者と提供者のニーズ把握)

観劇希望者相談

観劇を希望する人からの相談を受けます

企画立案・実施

さまざまな企画の立案・実施を行います。どなたでも気軽に舞台を楽しめるような企画を立てます

人材育成・普及

観劇支援にかかわる人材の育成・普及を図ります

理事長のあいさつ(2025年度)

特定非営利活動法人 シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
理事長 廣川麻子

廣川麻子の写真

設立時のご挨拶(2013年度)

ろう者の劇団で俳優と制作として15年以上活動してきた私は、英国で演劇研修をする機会に恵まれ、2009年から1年間ロンドンを拠点に障害を持つ方の演劇活動環境について学びました。

英国では演劇が国民の娯楽として根付いていますが、それは障害を持つ方に対しても同様でした。私自身は日本でも観劇を趣味と勉強を兼ねて多くの舞台を観てきましたが、その都度、なんとか台本をお願いして貸していただく、場合によっては内緒で、という状況がありました。しかし英国では手話通訳、字幕投影、また見えない方のために音声ガイド、舞台説明会などがあらゆる劇場で提供されていることに衝撃を受けました。また、これらの情報が公的な劇場組合や団体によって集約・提供している仕組みがあり、経費についても法的に保障されていることを知り、日本でもこのような仕組みを広めていきたいと決意し、仲間たちとともに団体設立に至りました。

聴こえなくても・見えなくても観劇を楽しみたい方と、台本貸出や手話通訳、字幕投影などを担う団体、公演主催者・劇場とをつなぐ活動を展開していきます。舞台芸術を誰でも気軽に楽しめるようにすることで、「障害者の権利に関する条約」第30条に掲げられているように障害を持つ方が文化的生活に参加し、その質的向上に寄与することを目指します。

舞台関係者だけでなく、市民の皆さんからのご理解ご支援を何とぞよろしくお願いいたします。

TA-netを応援します!

河合依子の写真
河合依子
全日本ろう者演劇会議会長
TA-netを通してわれわれろう者の限られた舞台芸術をバックアップし、発展出来るよう期待します。
板垣恭一の写真
板垣恭一
演出家
聴こえない方たちにとって、たとえば現在ベストの観劇環境は「字幕」があることだと思います。 できれば、まわりのお客さまに影響の少ない「パーソナルな字幕システム」があれば最高です。 実現にはさまざまなハードルがありますが、「お芝居を見たい聴こえない人はたくさんいる」ということを、 まず知ってもらうのが始まりだと考えています。 関心を持つ人が増えれば、何かが変わるかもしれないと思い、TA-netの活動を僕は応援します。  ※ロングバージョンもぜひご覧ください!
大杉豊の写真
大杉豊
筑波技術大学教授
「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に取組みを展開しているTA-netは、障害者差別解消法の精神でもある「相互理解に基づく共生社会」の実現に大きな力を発揮しています。様々な人がいる観客の存在を意識し、それを体現する舞台企画がさらに増えるよう、皆さん一緒に頑張りましょう。
飯泉菜穂子の写真
飯泉菜穂子
国立民族学博物館特任教授/手話通訳士
設立からとても短期間で、TA-netの活動が人々の耳目を集めるようになったのは、舞台へのアクセスを求めている/現状ではアクセスが叶わない人が、それだけ沢山いるということだと思います。舞台に関わる手話通訳者にはどんな技術・知識・ふるまいが求められるのだろう?TA-netの皆さんと一緒に考えていくことで、誰もが舞台にアクセスしやすい社会の実現に少しでも貢献できたら...と思っています。
山上徹二郎の写真
山上徹二郎
シグロ代表/映画プロデューサー
NPO法人バリアフリー映画研究会 副理事長
NPO法人シアター・アクシビリティ・ネットワークの活動に、いつも注目しています。TA-netの活動は、『障害者のために』というだけでなく、演劇の未来に大きく貢献していく可能性を持っていると思っています。心から応援しています。

アクセシビリティ

お困りの時はTA-netにご相談ください!

誰でも観劇サービスが受けられるような仕組みを作ります

「誰もが、誰とでも一緒に、気軽に楽しめる場」作りに向けて一緒に考えませんか。

当面は聴覚障害者向けですが将来的にはすべての障害者にも拡大します

できるところから少しずつ、実績を積み重ねていきます。

希望する公演に情報保障をつける交渉を代行します

「観たいけど観られない」とあきらめないでください!一緒に働きかけていきましょう。

提供を希望する団体の調整(コーディネート)を行います

「何をどのように提供すればよいか分からない」と悩んだら、お気軽にご相談ください。

舞台芸術の観客層の底辺拡大、掘り起こしを図ります

繰り返しになりますが、「誰もが、誰とでも一緒に、気軽に楽しめる場」作りに向けて一緒に動いていきましょう

アクセシビリティ公演情報サイトにてご紹介します

『アクセシビリティ公演情報サイト』はこちらから
掲載依頼も承ります。「掲載依頼」ボタンからご入力をお願いいたします

支援・相談

「観劇サポートをやってみよう」という取り組みを支援します

TA-netでは、観劇サポートの環境構築を検討されている劇場・団体さまのご相談に応じております。

これからの公演へのサポートを検討している団体様はもちろん、既に公演予定が決まっている・・という団体様も、今から出来ることを一緒に考えましょう。

まずはお気軽にご相談ください!

<サポート例>

  • 端末を利用した字幕表示
  • ラジオ周波数を利用した音声ガイド
  • アフタートークまたは上演中の手話通訳
  • 触れる舞台模型製作
  • 舞台説明会(手話で見どころを解説、舞台を触って体感)
  • 衣裳の説明
  • 再構成台本貸し出し

・・・などなど!
できそうなこと、少しでもありましたら是非やってみましょう。「社会に開かれた演劇」に向けて、はじめの一歩をTA-netがお手伝いします。多くのご利用をお待ちしております!


ご相談フォーム

    メールが届いていないと思われるときに電話を差し上げる場合もございます。
    聴覚障害者の場合は、SMS(ショートメールサービス)またはFAXにてご連絡いたします。

    活動実績

    TA-netのあゆみ

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    成果報告会

    観劇サポートガイドブック

    「観劇サポートガイドブック~視覚・聴覚障害者編~」無料配布中!

    聴覚障害者だけでなく、視覚障害者への対応、さらに設備面、制作面、予算の立て方など、TA-netがこれまで積み重ねてきた経験や、得られた知見を幅広くまとめました。観劇サポートをどのように行えば良いかを考えるヒントとなれば幸いです。

    観劇サポートガイドを見る

    CAMPFIRE

    このプロジェクトは、2016/06/17に募集を開始し、22人の支援により123,000円の資金を集め、2016/09/04 23:59に募集を終了しました。

    多くの方のご協力に心より感謝申し上げます。

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    お問い合わせ

      メールが届いていないと思われるときに電話を差し上げる場合もございます。
      聴覚障害者の場合は、SMS(ショートメールサービス)またはFAXにてご連絡いたします。

      入会案内

      TA-netへの支援と参加方法

      皆さまからご提供頂いた会費は観劇支援のために大切に使わせていただきます。当団体の活動理念や主旨にご賛同いただける方であれば、個人・団体を問わずにご入会いただけます。個人でも団体でも入会ができ、正会員・賛助会員の2種類となります。入会申込日~次年度5月末まで有効とします。

      (1)正会員(個人)10,000円

      この法人の目的に賛同して入会した個人。総会での議決権、役員の選挙権ならびに被選挙権を持ちます。
      法人運営やチーム活動等に主体的に関わっていただける方。

      (2)賛助会員

      (個人)5,000円
      (団体)10,000円
      この法人の目的に賛同し賛助するために入会した個人及び団体。総会での議決権等はありませんが、チーム活動に参加することはできます。

      サポーター、ご寄付

      このほかに「サポーター:3,000円/年」、寄付(金額自由)による支援も歓迎します。 入会申込はFAXやメールのほか、下記のリンク先からもできます。お気軽に事務局にお問い合わせください。

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      活動目的(定款)