ブックタイトル観劇サポートガイド

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概要

観劇サポートガイド

2)予約する●ネット予約・画像データが中心だったり、文字認証パスワードの入力を要求されたり等、音声ブラウザでのHPのアクセシビリティが悪いため、自力での予約が難しいことが多い。●電話予約・高齢の方等、IT環境に不慣れな視覚障害者は、まだまだ電話に頼っているが、予約がネットでしか受け付けてもらえないケースも出てきている。・視覚障害者に対するサービス(最寄駅からの送迎、点字やCDによるパンフの希望、舞台説明会に関して等)が用意されている公演でも、電話の担当者が把握していなくて話が通じないことが多い。・障害者の受付電話が別に設定されていることがあるが、この場合、そのこと自体を知らない視覚障害者が一般の電話にかけてしまって、結局サービスを受けられずじまいになることもある。3)当日、劇場に行く●ガイドヘルパーさんと来場する方のバリア・一般的には、ガイドヘルパーさんが公演に同行する場合、利用者(視覚障害者)が二人分のチケット代を負担することになってしまう。・ガイドヘルパーさんは、劇場までの送り迎えのみで、入場はしないという選択肢もあるが、チケットチェック以降、一人では客席にもトイレに行く事も難しい。●単独行動する視覚障害者にとってのバリア・単独行動ができる視覚障害者でも、移動単位が狭くなればなるほど位置の把握が難しくなる。・劇場最寄駅やバス、タクシー等で劇場の近くまではなんとか自力でこられるが、劇場最寄りのバス停や、タクシーを降りたところから、建物を特定し→入り口を探し→受付を探す、という順番で困難さが増していく。4)劇場の受付で・ここからは、必ずサポートしてもらわないと、場内すべてでの行動が困難になる。・ここで渡されるチラシ(活字資料)などは、ほとんどが意味を成さず、意味のない荷物→紙ごみとなってしまう。・当公演のプログラムパンフレットも意味を成さない。・アンケートも探せない、書けない。・他の公演のチラシの情報も読めない。-4-