ブックタイトル観劇サポートガイド
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観劇サポートガイド
2車いす席客席内の車いす席は、建物入口あるいは身障者用の駐車場から段差なく、最短距離で到達できる位置が最も適しているため、ほとんどの劇場では、一階席の後方あるいは中通路の前後となっている。近年では、演目によって違う場所からも鑑賞したいという要望もあり、車いす席を複数設けて、選択できるようにしている劇場もある。そのために、車いすで上階席にも行けるようにエレベータを設置し、上階席でも段差なしで客席内に入れるように計画している。ポップス系のコンサートでは、観客は立ち上がって鑑賞することが一般的であるため、その場合でも舞台が見える位置に車いす席を用意することが求められる。同時に、車いす席から舞台がきちんと見えることは当然であるが、車いす席の後方客席からのサイトラインを妨げないように客席配置を検討しなければならない。平成27年に公示されたバリアフリー法の追補版では上記の設計要件が参考図で示されている。-35-