ブックタイトル観劇サポートガイド

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概要

観劇サポートガイド

□一つのチラシに全てを詰め込むのは結構難しい視認性の高いフォントサイズを採用し、すべての漢字にルビを振り、さらに点字付きのユニバーサルデザインを目指した結果、かえって情報が伝わりにくいチラシになってしまうこともあります。簡単チラシや点字チラシなどは別途作成します。□多様な人からの申込窓口を作る(解説)電話やファックスといったアナログの方がいいという方もいます。メールや応募フォーム、窓口対応など、多様な窓口を開設すると同時に、対応方法(応対要領)を決めておきます。□障害の種別を問うのではなく、必要なサポートを問う(解説)障害の種別はとても多様で、また、同じ障害でも程度はさまざまです。同じ障害だからといて、同じ配慮を求めるとは限りません。その人にとっての必要なサポートが何なのかを確認します。□適切な座席を決定しておく(選べるとなお良い)(解説)必要なサポートが手話通訳の人には手話通訳が見えやすい座席を配席します。あるいは、その席から見えやすい場所に手話通訳者を配置します。必要に応じて、一定の期間座席を確保しておくことも必要な場合があります。4スタッフとの調整□舞台、音響、照明、鑑賞サポートは同じグループ(解説)鑑賞サポートは舞台制作の外にあるのではなく、同じグループであると認識することがとても重要です。舞台スタッフと同じように鑑賞サポートスタッフにも情報を発信して共有します。当然、その情報が変更されれば変更内容を鑑賞サポートスタッフにも伝えます。□舞台スタッフが鑑賞サポートのことを理解しなければならないのと同じように、鑑賞サポートスタッフも舞台のルールを理解する必要がある(解説)舞台スタッフが鑑賞サポートについて学び、理解することが必要です。一方、鑑賞サポートスタッフも舞台のルールを理解することが必要です。そして、これらを繋ぎコーディネートする制作スタッフの役割が重要になってきます。-31-